とうとう出陣！ 出産レポ①
予定日までに陣痛が来なかったら土日を挟んで40w2dに誘発分娩の為に入院です。
案の定陣痛は来ませんでした。
今思えば1日早く来たから何だってんだって感じですが、
この後に及んで土日の間に来てくれていいんだぞ〜とか思っていたのですが、
本当に前日の日曜日の夜から定期的な痛みがやってきました。
ただ、10分間隔になってはいるものの痛みがそれほどドギツイ感じではなく意外と我慢できるな……というレベルだったので念の為病院へ電話。
すると、
「全く我慢できないレベルでなければ放っといていいで〜す」との回答。
そ、そんなあ〜8分間隔なのにまだ本陣痛じゃないなんて……
ということで、所定の入院日時である次の日の夕方まで待機。
改めて入院時間に伺いました。
そこからは予定通りまずミニメトロ、通称バルーンを入れます。
そして次の日に陣痛誘発剤を改めて点滴するという手筈です。
まず検診の段階で子宮口わずか1センチしか開いておらず。
バルーンは入れる瞬間は思ったほど痛くなかったです。
軽い排便痛のような感じで我慢できないほどではない。
それから次の日の朝まで8〜10分間隔でキリキリと痛みがやってきます。
7〜9分ウトウトして、1分キリキリして起きる、これの繰り返しで結構しんどかったです。
NSTを何度か付けられるのですが、お腹の張りの波形がまだMAXにはなっておらず、
「まだお産に進みそうにないですね〜」
と当直の助産師さんに言われてガッカリ。
本番はこれからです。
そのまま一晩を陣痛室で過ごしました。
夕飯が出ましたが１～２口しか食べられませんでした。
本陣痛ではないもののかなり強い生理痛のような痛みがあり、とても眠れる状況ではありませんでした。
朝が来るまでにすぐ目の前の分娩室で３件も赤ちゃんが生まれていました。
産声を聞いていて、感動のような、自分がなかなか終わりそうに無い恐怖感のような、謎の涙が出てきました。
ちなみに３件のうち２件は２人目以降の方だったみたいで、
妊婦さんは陣痛中も落ち着き払っていたのがすごかったです。
全くうめき声を上げることもなく「フ～ッ、フ～ッ」と落ち着いていきみを逃していました。
かくいう私は本陣痛ですらないのに約８分おきに痛みが来るたびに
「イデデデデ！」
と声を上げていました。
それから次の日の朝6時ごろ本格的な痛みがやってきます。
なかなかのキツい痛みです。
これは完全に本陣痛だ！と確信できる痛さでした。
しかも間隔も段々短くなり5分刻み程度に。
こんなに痛いなら促進剤は打たなくていいのでは？と思ったもののそうは問屋が卸さず。
ここから更にお産を進めるために点滴を打たれます。
そこからが地獄でした。
ちゃんとしたいきみの逃し方を勉強していなかったので、最初は「痛い痛い！」と叫んでしまったのですが、
「痛いって言っちゃダメ〜！フーって息を吐いてください！」
って助産師さんに注意される。
夫が朝9時から来てくれて付き添ってくれたのですが、もう何も喋れません。
今まで色々な出産レポなどを見てたら夫が邪魔すぎてキレたなんて話もよく見てたのですが、私の場合は痛すぎて怒るなんてこともできません。
あれ取って、これやって、を言えず指をさしてひたすら無言で指示。
確かにそこまで役に立つわけではなかったのですが、
つきっきりで居てくれるだけでも支えにはなりました。
陣痛の間、朝ごはんと昼ごはんが出ましたがもちろん一切食べられませんでした。
陣痛中に３回くらい胃液を吐きました。
つわりピークの時も何だかんだでトイレやシンクにたどり着くまで、もしくはエチケット袋を出す瞬間くらいまでには間に合ったんですが、このときばかりは噴水みたいに吐きました。
本陣痛が来てから多分５～６時間くらいくらい経ったところで子宮口がようやく４cmほどに。
まだ４cmかよ！という感じでしたがこの時点でバルーンが抜けており、
先生から
「今日中に生まれそうですね」
と言われ少し安堵。
そこからほどなくしてパコン！という音がして破水しました。
破水した後のお産パッドをみたら、緑色の液体がべっとり…
これが胎便ってやつか…
胎便は赤ちゃんのうんちです。
本来は生まれてからするものですが、子宮の中でうんちをしてそれを吸い込んでしまって治療が必要な事があるらしいです。
胎便を見た瞬間は気にしていなかったんですが、本来はあまりよろしくない状況みたいです。
破水後、急激に便意を感じるようになってきました。
今思えば便がでそうだったのではなく赤ちゃんが下がってきて大腸を圧迫していただけではないかと思うんですが、このままだとうんちを漏らしてしまう！でもうんちが出ない！トイレから出るに出られない！とパニックに。
陣痛室のフロアに一つしかないトイレから出られず唸り続けてしまう。
いきみを逃さなければいけないのに、全く上手く逃せていません。
すると助産師さんから
「何かあっても助けられないのでトイレにこもらないで～」
とまたしても注意される。
うんち漏らしそうで、出たくても出られないんです～
って言いたいけど痛みで上手く喋れない。
でも注意されたので力を振り絞ってトイレから出る。
その頃は痛みが来るたびに全身がブルブルと震えていました。
２～３分毎に痛みがくる→あばばばばば（ブルブル震える）
この繰り返し。
それからすぐに助産師さんから
「かなり苦しそうなので早めに分娩台に上がりましょう」
と言われる。
ようやく終われる…！
と心の底から安堵したのを覚えています。
まあ肝心の分娩が残ってるんで安堵してる場合じゃないんですが。
分娩台に上がってからも暫くは先生は出てこず、基本は助産師さんが対応してくれて、助産師さんの指示に従いながら進めました。
「次の痛みが来たら力を入れてください」
と言われ、痛みに合わせていきみます。
いきむ時の状態って、
「ギャ～～～！」
「痛い～！痛い～～～！」
って感じの声が出るのかと思ってたんですが、
私の場合は
「うるあああああああ！」
「どるあああああああ！」
って感じでした。
これを数回続けたところで、
「赤ちゃんの頭が出そうですね～次くらいで生まれますよ」
と言われ、先生登場。
「いいですね～じゃあ切っちゃいましょう。麻酔しますね～」
と言われ麻酔を刺される。
その直後にバチンバチン！という音がして、
どぅるるん
という感覚と共に赤ちゃんが出てきました。
おめでとうございま～すって言われたような気がしましたが、
そんなことよりうおぉぉぉ～スッキリしたー！
って感じでした。
ギャア～！という声を聞いて
「人の声がする…！」
って思いました。
続きます。
産褥パッドって病院でもくれるけど私は出血多量で全然足りませんでした。
特に大きいのが必要で参りましたね。
大きすぎてパンツからはみ出すのですんごい邪魔なんですけどドバドバ出てくるのでどうしようもなく…産後大急ぎでネットで注文しました。
ただこればっかりは産んでみないとわからないからなあ…
