女はつらいよ

重症妊娠悪阻で臨月までつわりが続いた妊婦の本音

つわりは人それぞれ! ~人と比べて悲しむ日々~

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私の職場には、私の前に出産した人がいました。

中小企業で産休取得実績もなかったため、

彼女が最初の産休取得者でした。

 

その方は全くつわりが無かったんです。

妊娠中は体調不良を訴えることは無く、

一日も休むことなくバリバリ働き、

産休直前に有給を消化して優雅に(?)休暇に入っていきました。

 

程度の違いはあれど、

世の中の8割近い妊婦がつわりを体験するという知識は

当時の私にもあったので、

本当にこの人はすごいなと思っていたのですが、

バリバリ働いている姿を見て私が妊娠そのものを

侮ってしまった気がします。

 

つわりが無い事に加えて、

切迫流産やお腹が張って痛いといった症状を訴える事も

一切ありませんでした。

 

彼女が12リットルもある水の箱を持とうとしたとき、

「代わりますよ?」と声をかけたのですが、

「全然大丈夫!屈んじゃいけないなんて誰が決めたんでしょうね〜」

と余裕の発言をして運んでいたくらいです。

 

その後自分がいざ妊娠してみて、

悪阻はもちろん常にお腹がキリキリ痛む状態で命の危険ばかり感じていたので、

なぜこうも違うのだろうかと本気で落ち込みました。

水なんか2リットル持てればいいほうです。

 

不妊治療をしてきた時からそうですが、

受精着床することはもちろん、妊娠を普通に継続する事も、

多くの人が普通にやっている事なのに

自分には何故出来ないのだろうかと自分を責める毎日です。

 

しかし、今思えば先に産休を取ったのが彼女で

本当に良かったと思いました。

私が第一号であったなら、

急に倒れて入院した挙げ句引き継ぎもロクにできずに

そのまま休み続けるなんて妊婦ってなんて迷惑な存在なんだろう!

と思われて、次の人たちに悪影響を与えていたに違いありません。

彼女がいたから

ここまで人によって違いがあるんだね

と思われるだけで済んだんです。

 

 

安定期の間の話ですが、

夫が張り切って両親学級に行こうと言うので、

体調が不安でしたが何とか辛い体を引きずって行きました。

 

現場で吐かずに済んだので個人的にはかなり進歩かなと思ったのですが、

現地に来ていた方々は私以外は全員つわりが一切無く、

お腹が張ったこともないという人ばかりでした

 

私と同じようにひどい人は居ても両親学級等には来ないのだと思いますが、

ここでも自分のポンコツ加減を目の当たりにして落ち込みました。

 

本当につわりって人それぞれなので、

つわりはもちろん、お腹が辛そうな人等も甘えだなんて思わずに

温かい目で見ていただければと思います。

分かってて妊娠したんだろうがと言われましても、

さすがにここまで辛いとは誰も予想していないと思います。

というか、実態が分からないからこそ妊娠できるんだと思います。

 

妊娠前に実際の気持ち悪さがどれほどになり、どれほど続くかを予想し、

予め数日でも体験することが出来たなら、

私は恐らく妊娠することはなかったと思います。

 

 

 

 

妊娠線予防に。

私も使いましたが妊娠中は妊娠線出ませんでした。

しかし産んでからお腹が元に戻る過程でうっすらと線のようなものが…

あまり目立ちませんがまったく無傷ではなかったです。

妊娠線は体質によるところが大きいと思いますので、何もしないで後悔しないための保険くらいに思ってたほうがいいかもしれません。